地球の温暖化問題、特に都市部では高温の空気がドーム状に覆われ、湿度も低下する“ヒートアイランド現象”が深刻な社会問題となっています。
都市部では、その面積の10~20%が道路であり地表面が覆われています。アスファルト舗装は、熱容量が大きいため、昼間の太陽の熱射で深層まで高温となり、夜間に蓄積された熱が放出されます。これもヒートアイランド現象の原因の一つであると指摘されています。
この様な都市のヒートアイランド現象の抑制に対し、舗装の立場から少しでも自然地盤に近い熱的特性を示す舗装体として “遮熱性舗装”が開発されています。
“遮熱性舗装”とは、従来の樹脂舗装の特徴をそのまま保ちながら、遮熱顔料との組み合わせにより遮熱機能を付与したカラー舗装です。
コミュニティ道路の計画や、交通安全施設の整備、住宅・都市・公園施設等の環境整備に利用可能で、施工性・耐久性・経済性に優れています。

常温塗布式
表面強化
