日進化成の明色バインダ
「カラークス」
暮らしを彩る自然な道路 私たちは日々生活する中で、様々な道路を目にしています。その中でも、公園や歴史的街並みを持つ観光地では、アスファルト舗装の色がいつもと違うことに気づいたことがありませんか?もしかすると、それは明色舗装(カラーアスファルト舗装)かもしれません。 明色舗装とは 骨材(石)そのものが持つ色味を生かした自然色舗装および顔料の添加による着色舗装のことを指します。一般的なアスファルトを用いず、透明度の高い「明色バインダ」を用いることにより、骨材や顔料の色を表現することができます。 もっとみる 明色バインダとは 明色バインダは、様々な色彩を呈する着色舗装や自然色舗装に使用する明色舗装用バインダです。非常に透明度の高い色調を生かし、骨材色に由来する自然な風合いや、顔料に由来する鮮やかな色合いを表現することができます。
アスファルトと異なり透明性を持つ
(明色バインダ)
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明色舗装のQ&A 明色舗装の明色には、道路業界では脱色などの表現があると聞きますが、その違いは何でしょうか? 違いはなく、同じ意味で扱われています。

一説では、明色舗装が登場した当初、毛髪の脱色のイメージに重ねて、「アスファルトの黒い色を脱色して半透明なバインダを作り出している」との印象が強く根付いたと考えられています。

実際には、黒いアスファルトの色を脱色するといった工程で明色バインダが製造されているわけではなく、そもそもそのような黒いアスファルトを一切使用していないのが特徴です。
明色舗装はどのようにして施工されるのですか? 明色舗装は、通常のアスファルト舗装の工事とほぼ同じ工程で施工されます。

しかしながら、黒いアスファルトとは異なり色相豊かなカラーを扱うため、アスファルト合材工場での舗装用混合物の製造や、現地での施工に際し、その色目が汚れないような工夫が必要です。
明色舗装以外に道路に色を付ける方法はありますか? あります。
薄層カラー舗装といった舗装用途に特化した塗材や、樹脂を使用したすべり止め舗装など、既存の道路に後から着色する方法があります。
詳しくは弊社ホームページにあります「景観舗装」のページをご参照ください。
自然の風合いを呈する自然色舗装にはどのような骨材も使用できますか? 道路舗装用途として、実績のある天然骨材をご使用いただくのが妥当ですが、例外であっても事前に調査・検討を行うことで使用できることも考えられます。

一方で、天然骨材の中には舗装混合物を製造する際の加熱により、黒く変色してしまう品質の骨材もありますので注意が必要です。
明色舗装ではどんな色が表現可能ですか? 明色舗装で一般に表現される色は、赤、黄といった原色が最も多く、その他、顔料の選択により緑、白、ベージュ、オレンジなどの2次色も可能です。

ただし、原色であっても青色は非常に難しく、不可能ではないにしてもお勧めはしません。顔料につきましても、舗装用途として耐熱性の高い顔料の選択が必要です。
詳しくは弊社までお問い合わせください。

なお、自然色舗装では、土色(もしくは天然の骨材の色)系の色彩や、本来の骨材色を演出できます。
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